FIREはやめとけと言われる理由
FIRE(Financial Independence Retire Early)は、資産収入によって生活し早期リタイアを目指すライフスタイルです。近年はSNSやYouTubeでも話題になり、FIREを目指す人も増えています。
しかし一方で、「FIREはやめとけ」と言われることも少なくありません。
実際にFIREにはいくつかの現実的な問題があります。
この記事では、FIREがやめとけと言われる理由と、その対策について具体例を交えて解説します。
①必要資産が非常に大きい
FIREが難しいと言われる最大の理由は必要資産が大きいことです。
一般的にFIREでは「4%ルール」という考え方が使われます。これは資産の4%を毎年取り崩して生活する方法です。
例えば生活費が月25万円の場合を考えてみます。
- 月25万円 × 12 = 年間300万円
- 300万円 × 25 = 7500万円
つまり約7500万円の資産が必要になります。
多くの人にとってこの資産額はかなり高いハードルです。
そのため「FIREは無理」と感じる人も多いのです。
②資産が減るリスク
FIREでは資産を取り崩して生活するため、投資環境によっては資産が減る可能性があります。
例えば株式市場が大きく下落した場合、資産が大きく減る可能性があります。
実際に2020年のコロナショックでは、世界の株式市場が短期間で30%以上下落しました。
仮に資産7000万円を運用していた場合、資産が
7000万円 → 約4900万円
になる可能性もあります。
このような市場の変動リスクがFIREの大きな課題です。
③長期間働かない不安
FIREでは早期リタイアをするため、働かない生活になります。
しかし実際には、長期間働かない生活に不安を感じる人も多いです。
例えば次のようなケースがあります。
- 生活リズムが崩れる
- 社会とのつながりが減る
- 仕事のやりがいがなくなる
特に40代〜50代でFIREした場合、その後40年以上生活することになります。
長い人生をどう過ごすかを考える必要があります。
④予想外の支出
FIREでは長期間生活するため、予想外の支出が発生する可能性があります。
例えば次のような支出です。
- 医療費
- 住宅修繕
- 教育費
- 介護費用
例えば住宅のリフォームでは、数百万円の費用がかかることもあります。
こうした支出が続くと、資産計画が崩れる可能性があります。
余裕のある資産計画が重要になります。
⑤インフレの影響
FIREでは長期間生活するため、インフレの影響を受ける可能性があります。
例えば物価が毎年2%上昇すると、30年後の生活費は大きく変わります。
月25万円の生活費は、30年後には
約45万円
になる可能性があります。
インフレ対策として資産運用が重要になります。
それでもFIREを目指す理由
ここまでFIREの問題点を紹介しましたが、それでもFIREを目指す人は増えています。
理由は、FIREには大きなメリットがあるからです。
- 働き方の自由
- 時間の自由
- ストレスの少ない生活
会社に依存しない生き方ができることがFIREの魅力です。
現実的な選択はサイドFIRE
最近は完全FIREではなくサイドFIREを目指す人が増えています。
例えば資産7000万円を運用した場合
年間収入は約210万円になります。
月換算すると約17万円です。
残りの生活費を副業などで補えば生活できます。
サイドFIREは現実的なFIREの形と言われています。
まとめ
FIREがやめとけと言われる理由は次の通りです。
- 必要資産が大きい
- 資産減少リスク
- 働かない不安
- 予想外の支出
- インフレリスク
これらのリスクを理解した上で、自分に合ったFIREを目指すことが重要です。

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